愛について
最高の映画
人生で何度見ても涙してしまう
巨匠小津安二郎監督がなぜ演技を極端に排したのかがわかる
表層的な演技よりも内面の発露を望んだその姿勢は写真のポートレイトも同じ
全編ローアングルで少しあおった完璧なる構図と小気味よいテンポ
革新と古典が絶妙なバランスで混ざり合う映画史に燦然と輝く金字塔
2012年に起こった最も悲しい出来事の一つ
世界が待望している巨匠の新作が2つも未完のまま終わってしまった
人生で達成できる可能性の切なさ無常さを体現して逝ってしまった
究極の映像美で綴るラブストーリー
愛の回復を告げるラストシーンは涙なくして観れない
2度目以降の鑑賞は冒頭から最後まで涙が止まらない
最高です
愛の深さ故に道を踏み外した男の悲恋
叙情的映像とは
世界が愛によって歪んでゆく
三島由紀夫の自害が茶番にすら思える愛の軌跡
愛を持たないと人生が辛くなる